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異文化交流で多様性学ぶ 西原でグローカルフェス


異文化交流で多様性学ぶ 西原でグローカルフェス 「グローカルフェスティバル」で異文化交流で多様性などを学んだ学生ら=15日、西原町民交流センター
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 【西原】外国人の急増によって多文化が進む県内において、催事や交流によって多様性を学ぶイベント「グローカルフェスティバル」(共催・琉球大学、西原町)が15日、西原町交流センターや隣接する西原さわふじマルシェで開かれた。
 琉球大学グローバル教育支援機構の山元淑乃准教授を中心に、琉球大学の学生や留学生、西原町在住の高校生でつくる「町学生ソーシャルビジネスプロジェクト(NS2BP)」のメンバーで企画した。
 二つの会場では、アフガニスタンやスリランカ、バングラデシュなど11カ国のブースが設けられた。留学生らは母国料理を販売したり、参加者に民族衣装を試着してもらったりして交流を楽しんでいた。訪れた多くの家族連れも各国のブースを巡ってスタンプを集めながら外国人スタッフに話しかけていた。
 同センターのホールでは、留学生がアフリカ地域で使用される言語の種類をクイズ形式で紹介。2千種類の言語が使用されていることに、来場者は驚いていた。
 企画に関わった琉大国際地域創造学部4年の屋宜真乃心さん(22)は「他国の文化は理解することで尊重できる。関わる機会が増えることで多様性の文化も培われていくと思う」と、イベントの意義を語った。(嘉陽拓也)