【今帰仁】今帰仁村立天底小学校(我那覇隆校長)で3日、平和教育講演会が行われた。命や個人の尊厳を基本として、他人の立場を理解し、思いやりの心と、沖縄の歴史的特性に基づき平和を尊ぶ心を育成することが狙い。
講師に崎原真弓さん(てぃーだ観光取締役)を招いた。地上戦で多くの住民を巻き込んだ沖縄戦をテーマに、おばあにふんして「命(ぬち)どぅ宝(命こそ宝)」の大切さを、迫真の演技を通じて伝えた。児童や保護者らは真剣な表情で見入っていた。
崎原さんは幼少時に、母親が「今帰仁天底節(あみすくぶし)を歌っていたので一度は来てみたい地だった」と話した。
6年生の川満結人さんは「演技を通じて、沖縄戦の時どれだけつらかったか、あらためて知ることができた。戦争は絶対起こしてはだめだと思った」と感想を述べた。
(新城孝博通信員)
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今帰仁 崎原さん、天底小で平和講演会 迫真の演技で沖縄戦伝え
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