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ハンセン病差別とは 来月23日 名護・愛楽園で講座


ハンセン病差別とは 来月23日 名護・愛楽園で講座 講座への参加を呼びかける沖縄愛楽園交流会館の辻央学芸員=24日、沖縄愛楽園交流会館
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【名護】名護市の沖縄愛楽園自治会は8月23日、愛楽園の歴史やハンセン病問題の歴史などを学ぶ教員向け講座を開催する。午前10時から午後5時10分まで。参加無料。申し込みは8月18日まで。小中高校の教員向けの講座だが、誰でも受講可能。
 かつて東京都のハンセン病療養所「多摩全生園」などで患者の治療をしていた並里まさ子さんやハンセン病回復者、元患者家族による講話や、教員によるハンセン病の授業などのワークショップを予定している。
 沖縄愛楽園交流会館の辻央学芸員は「コロナ禍でも患者を排除するような動きがあった。感染症患者への差別と偏見は過去のものではない。ハンセン病の歴史を学ぶことで、これからの行動を考えるきっかけとなればいい」と受講を呼びかけた。
 講座は同館での対面型とオンライン配信を併用する。問い合わせは、電話0980(52)8453、メールkouryu.airakuen@gmail.com (金城大樹)