有料

多拠点生活「新たな価値観を」 沖縄市でイベント メリットや課題紹介


多拠点生活「新たな価値観を」 沖縄市でイベント メリットや課題紹介 デジタルノマドについてトークセッションを行う石山アンジュ代表理事(右端)ら=6日、沖縄市一番街商店街内のHana STAGE
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【沖縄】商店街の都市型スタートアップカンファレンス「KOZAROCKS2024」が6日、沖縄市中央の一番街商店街周辺で開かれた。「アジアと日本の架け橋としての沖縄」をテーマに、最新技術や起業、スモールビジネスなどのトークセッションなどが行われた。
 場所にとらわれないデジタルノマド(リモートワーク)で、デュアルライフ(多拠点生活者)が導く新しい地域経済をテーマに、その姿やメリット・デメリットなどについて、シェアリングエコノミー協会の石山アンジュ代表理事らによるトークセッションが行われた。
 移動で拠点に居住しないことで、部屋を貸し出して収入を得られるなどのメリットが多い半面、子育てでは就学の際のデメリットもあるが、デュアルスクール制度(双方で教育を受けることができる区域外就学制度)を取り入れた自治体も増えていることなどを紹介した。
 各発言者は「移住で新たな価値観を試してほしい」「新たな出会いでビジネスチャンスも増えるので挑戦してみては」と呼びかけた。
 (喜納高宏通信員)