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具志川高生にSDGs認定 県ユネスコ協会 3年生3人 ボランティア活動評価


具志川高生にSDGs認定 県ユネスコ協会 3年生3人 ボランティア活動評価 SDGsパスポート認定証を授与された具志川高校の具志堅エリさん(左から3人目)、伊禮門京佳さん(同4人目)、又吉里音さん(同5人目)=19日、うるま市の具志川高校
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 県ユネスコ協会(石垣皓次理事長)は19日、県立具志川高校(赤嶺信一校長)3年の具志堅エリさん(17)、伊禮門京佳さん(17)、又吉里音さん(17)に対するユネスコSDGs(持続可能な開発目標)パスポート認定証の授与式を同校で行った。ビーチクリーンやイングリッシュサマーキャンプなどでのボランティア活動が評価された3人は「自分の頑張りが目に見えてうれしい」などと喜んだ。

 19日、県協会の石垣理事長、栩野浩常任理事、県教育庁生涯学習振興課の島袋里映主事が同校を訪れた。一定以上のボランティアに時間を費やして「30ボラン」を獲得した生徒に授与されるパスポートは、発行開始からの2年間で県内約10人の高校生に贈られてきた。那覇市以外の生徒への授与は初めてという。石垣理事長は「皆さんの活動が評価されて本当によかった。これからも沖縄の未来は明るい」などと述べた。

 同校のボランティア部には3年生を含め70人、1、2年生だけで50人が活動する。

 英語教室churakids(沖縄市)のサマーキャンプや、うるま市与那城照間でのビーチクリーンの運営に携わってきた3人。具志堅さんは「何度行ってもごみが減らない現状がある」と、海岸清掃が印象に残っている。伊禮門さんは「参加側では分からなかったことを、運営することで知ることができてよかった」と活動を振り返る。

 2人はそれぞれ沖縄のエコツーリズム、保育関連の仕事を目指していると言い、福岡大進学を予定する又吉さんは「大学で学んだことを沖縄の産業に生かしていきたい」と今後の夢を語った。

 (石井恭子)

※注:伊禮門京佳さんの「禮」はネヘン