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水難、浮いて助け待とう 伊是名小児童 普段の服と靴で訓練


水難、浮いて助け待とう 伊是名小児童 普段の服と靴で訓練 水難事故防止訓練で浮いて待つ練習をする児童たち=7月18日、伊是名村
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 【伊是名】伊是名小学校の全校児童83人を対象に7月18日、命の授業「浮いて待て(着衣浴)」が行われた。UITEMATE(ウイテマテ)沖縄の代表又吉亮さんら講師の指導で、伊是名ビーチを会場に村の消防団も参加した。子どもたちは水難事故にあったとき体力を温存し浮いて助けを待つ方法を、普段の服に靴を履いた状態で体験した。
 人は真水では体のおよそ2%が水面に出る。手は出さず、その2%を鼻と口に集中させることが大切で、姿勢やポイントなどを練習し最終的に背浮きで5分間浮くチャレンジをした。
 講師は海や川で遊ぶときに(1)管理された場所で遊ぶ(2)ライフジャケットを身に着ける(3)子どもだけで遊ばず大人が必ず見守る-など大切な備えも伝えた。
 3年生の島杏莉さんは「楽しかった。うまくできた」と話した。伊是名小教頭の城間克也さんは「いざというときに今日学んだことを生かしてほしい」と話した。 (比嘉陽子通信員)