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基地なかった時代学ぶ 宜野湾平和大使、派遣前学習


基地なかった時代学ぶ 宜野湾平和大使、派遣前学習 宜野湾市立博物館の平敷兼哉館長の話を聞く平和大使ら=20日、同館
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 【宜野湾】平和の大切さを次世代に継承していくため、宜野湾市の平和大使育成事業で任命されている2024年度宜野湾市平和大使は7月20日、同市立博物館を訪れ、広島での県外研修の事前学習に臨んだ=写真。県外学習は8月4日から7日までを予定している。市立博物館の平敷兼哉館長は、宜野湾市の戦前の様子から沖縄戦を経てどうなったのかなどを展示と合わせて紹介した。24年度宜野湾市平和大使は市立中学校1年の生徒ら8人と、沖縄国際大学2年の学生1人が任命されている。
 平敷館長は「今では市内に普天間基地があるのが当たり前になっているが、元はその場所にも豊かな自然があったことや人の暮らしがあったことを知ってほしい」と述べた。 (福田修平)