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古谷さんが写真展 恩納村、「海に関心を」


古谷さんが写真展 恩納村、「海に関心を」 海にまつわる写真を30年以上撮影してきた古谷さん=7月19日、恩納村文化情報センター
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【恩納】海に関わる人々やその暮らし、伝統漁業などを撮影する「海人(うみんちゅ)写真家」の古谷千佳子さんの写真展「海のギョギョギョギョ」が恩納村文化情報センターで開催されている。31日まで。古谷さんが30年以上にわたってカメラに収めてきた写真約200点が、建物内に設置されたモズク網や刺し網などに飾られている。入場無料。
 今回の写真展は点数を絞って六つのテーマに分けた。「海に潜る~海女~」と題したエリアでは多様な生き方を知ってもらうため、全国で活躍する女性の潜り漁師を取り上げた。サンゴ礁の今を来場者とリアルタイムで共有しようと、開催期間中に撮影した写真も適宜追加する予定だ。古谷さんは「展示を通じて人間も自然の一部であることを感じてほしい」と話した。
 23日午後6時からは古谷さんのトークイベントも開催する。同センターは子どもたちの夏休み期間に合わせ、写真展以外にも海にまつわるイベントを企画している。開館時間は午前10時~午後7時。土日祝日は午後5時まで。12日を除く月曜と13~15日は休館。  (武井悠)