【石垣】五穀豊穣(ほうじょう)と繁栄を祈願する石垣市白保の豊年祭が7月26日、飾場(カツァリバ)御嶽で行われた。弥勒加那志来訪や白保独自の仮装行列「稲の一生」などが奉納され、今年の豊作への感謝と来年の豊作を願った。
勇壮な旗頭が空に向けて高く持ち上げられ、豊年祭が幕開け。白保中学校生徒がイリク太鼓を奉納し、弥勒加那志来訪の行列が神司(カンツカサ)らに出迎えられた。 「稲の一生」では第1~第5の五つの実行組合に分かれた住民らが、種まきから稲植え、収穫、脱穀、害虫駆除など水耕の一連の作業を歌や踊りで表現した。水牛を模した格好や、木材などを使用して作成したヘリコプターをユニック車で高く掲げるなど、ユーモアたっぷりな行例が観客を楽しませた。(照屋大哲)
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五穀豊穣願い「稲の一生」奉納 石垣白保豊年祭 種まきから収穫まで表現
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琉球新報朝刊