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エアリアルフープ 世界一 安慶田小5年中村絆愛さん 沖縄市副市長 「活躍の場 広げて」


エアリアルフープ 世界一 安慶田小5年中村絆愛さん 沖縄市副市長 「活躍の場 広げて」 沖縄市の山内副市長(左から5人目)らに世界大会での優勝を報告した中村さん(同4人目)ら=7月24日、沖縄市役所
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 【沖縄】沖縄市立安慶田小学校5年の中村絆愛(しゃな)さんは7月24日、沖縄市役所を訪ね、サーカスなどで披露される種目のエアリアルフープの世界大会「エアリアリンピックス」のプロフェッショナル部門8~10歳クラスで優勝したことを報告した。エアリアルフープは宙づりにした輪で回ったり、手足を伸ばし美しいポーズを取ったりするパフォーマンス競技だ。
 中村さんはインスタグラムで見たエアリアルフープの演技に感動し、競技を始めたという。練習は週2回ほどで、自宅にも設置したフープを使って練習に励んでいる。
 米国で開催されたエアリアリンピックスのプロフェッショナル部門8~10歳クラスには10人以上が参加し、オンライン審査で優勝を勝ち取った。競技のほかに地域のイベントなどで演技を披露することがあるという。
 市長室を訪れた中村さんは、普段とは違う雰囲気に緊張した様子で副市長の質問に答えた。 開催国の米国の時間に合わせて早朝に演技を披露したことについて記者から感想を聞かれると「眠かった」と振り返った。
 エアリアルフープの練習では輪から落下するなどしてあざをつくることも多いという。今後の目標について尋ねられたが、考え込んだ末に思いつかない様子だった。
 大会の報告を受けた沖縄市の山内強副市長は「沖縄から世界大会で活躍する選手が出るのはすごい。今後は本場にも行ったりと活躍の場所を広げてほしい」と期待した。 (福田修平)
エアリアリンピックス大会当日に演技を披露する中村さん=4月、北谷町のコネクトジムオキナワ(提供)