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上江洌、當間さん最優秀 名護市少年の主張大会


上江洌、當間さん最優秀 名護市少年の主張大会 第44回名護市少年の主張大会で最優秀賞に選ばれた上江洌さん(前列右から2人目)と當間さん(同左端)ら出場者=7月9日、名護市立東江中学校
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【名護】第44回名護市少年の主張大会(主催・名護市青少年育成協議会)が7月9日、名護市立東江中学校で開かれた。市内の中学校に通う7人が出場し、最優秀賞に屋我地中3年の上江洌黄彗(おうしゃん)さん(14)、屋部中1年の當間乙葉さん(13)が選ばれた。2人は9月に開催される国頭地区大会に推薦される。
 上江洌さんは「努力することの大切さ」と題した。受験勉強で問題を思うように解けず苦悩する中、母の一言をきっかけに「努力すればすぐ結果が出る」というイメージを持っていたことに気付いた。体験を通じて「どうやったら答えにたどり着けるかを考え続け、向き合い続けることを努力というのだと思うようになった」と話した。
 當間さんは「『個性』と『協力』の輪」と題し、さまざまな個性を持つ仲間が協力し合い成功した体験を紹介した。互いの顔や名前が分からないSNS上での誹謗(ひぼう)中傷に対し「さまざまな個性が協力する怖さがある」と訴えながら、「自分の個性を生かしつつ出会った仲間の個性を理解できるよう、協力の輪を広げていけるようこれからの学校生活を過ごしていきたい」とまとめた。
 国頭地区大会に向け、上江洌さんは「ベストを尽くすのが目標」と奮起した。當間さんは「練習に協力してくれた友だちに感謝しながら、いつもの自分で頑張りたい」と決意した。 (武井悠)