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名護市庁舎活用考える 歩み学び、市民ら対話


名護市庁舎活用考える 歩み学び、市民ら対話 名護市庁舎の活用などについて考える「アサギテラスマルシェ」で真剣なまなざしを向ける参加者ら=20日、名護市港の市庁舎
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【名護】建築士の団体などで構成する「現名護市庁舎のこれからを考える会」は7月20日、名護市庁舎2階のアサギテラスで「アサギテラスマルシェ」を開催した=写真。移転・建て替えの方針が固まった名護市庁舎の保存や活用方法について、講師による講演や市民らが対話する場を設けることが目的。市民約20人が参加した。
 講師を務めた木下義宣さんは国頭村奥出身で、1976年発足の名護市庁舎建設委員会に市民代表として関わった。講演では、庁舎のデザインを公募にした経緯や建設までの道のりのほか、市の歴史を解説した。木下さんは「多くの人の思いが込められた庁舎だ。知恵を出し合って後世に残していきたい」と訴えた。
 会の美濃〓央代表は「現市庁舎を残すべきとの声が広がっていく場になってほしい」と述べ、今後もマルシェを開催する意欲を見せた。 (玉寄光太)