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絵本も怖い話もいっぱい 伊江 移動図書館、親子でにぎわう


絵本も怖い話もいっぱい 伊江 移動図書館、親子でにぎわう 移動図書館「空飛ぶ図書館」に本を借りに来た利用者ら=7月29日、伊江村農村環境改善センター
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 「すべての島んちゅに本との出会い」をキャッチフレーズに、県立図書館と伊江村教育委員会の共催で活動する移動図書館「空飛ぶ図書館」が7月29、30の両日に伊江村農村環境改善センターで開館した。

 絵本や児童書、料理の本、一般向けの本など約800冊が並んだ。畳の間に設けられた絵本コーナーでは、小さい子どもを連れた母親や家族連れが自由に絵本を選んだり読んだりしていた。手作りコーナーでは、スタンプを押したり絵を描いたりして、自分だけのしおりを作って楽しんでいる様子も見られた。

 県立図書館企画・支援班班長の川満ひろみさんは「夏休み中の開催のため、自由研究やオリンピックに関する本、SDGs関係などをそろえた。暑い日々が続いているので、ヒヤッとしてほしくて幽霊の話やミステリアスな本もある」と話した。

 子どもと一緒に本を借りに来た新保綾乃さんは「今日は21冊借りた。夏休みなので子どもと一緒に来てゆっくり本も選べたので良かった。子どもの興味がある本も分かったし、しおり作りも楽しめた。仕掛け絵本も一緒に見られて良かった。貸出期間も1カ月あるのでゆっくり読める」と移動図書館の開館を喜んだ。

 (知念光江通信員)