本部町立博物館(宮里昌典館長)は7月21日、夏休みワークショップ見て!作って!学ぶ!アンモナイトのレプリカ作りを同博物館や海岸などで実施した。
アンモナイトは、古生代デボン紀(約4億年前)から中生代白亜紀末(約6500万年前)まで生きていたとされる海生動物。親子12人がアンモナイトのレプリカ作りと化石の観察を楽しんだ。講師は、町役場の比嘉啓一郎さんと町立博物館の菊地丈晴さんが務めた。
博物館ギャラリーでは、アンモナイトのレプリカ作りを体験した。本物のアンモナイトで粘土に型を取り、水で溶かした石こうを型に入れた後、日陰で約2時間乾燥させた。大石原海岸では、実際に現場で県指定天然記念物アンモナイトの化石探しと観察をした。終盤は博物館ギャラリーで、型を外してできたアンモナイトのレプリカに色を塗って仕上げた。
親子で参加した小笠原章仁さん(6)=瀬底小1年=は「うまくレプリカが出来上がった。一番楽しかったことは海岩でアンモナイトの化石を見つけることで、2個見つけられた」と笑顔を見せた。
(上間宏通信員)