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東村のこと 大人に学ぶ 「てぃーだ学校」3小中校18講座


東村のこと 大人に学ぶ 「てぃーだ学校」3小中校18講座 てぃーだ学校で琉球藍染めを体験する子どもたち=7月13日、東村の東小中学校
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 【東】東村の子どもたちが地元の大人から地域の文化や自然などについて学ぶ「てぃーだ学校」(同実行委員会主催)が7月13日、村内の高江小、有銘小、東小中学校で同時開催された。3校で計18講座が開かれ、村内の幼稚園や小、中学校に通う児童や生徒ら約150人が参加した。
 東小中学校では、モズクやシソなどを練り込んだ麺を使った冷やし中華「てぃーだそば」を作る講座や、三線教室などが開かれた。琉球藍染め体験では、参加した子どもたちが輪ゴムや割り箸とビー玉を使って模様を作ったり、琉球藍や泡盛を混ぜて藍染め液を作ったりした。
 藍染めを初体験した花城琉夏さん(8)は「色を塗ったり作る材料を決めたりして、いろいろな模様ができて楽しかった」と喜んだ。村内で藍染めや草木染の工房を営む、講師の小甲(こかぶ)賀央里(かおり)さん(44)は「やんばるで生きている植物で楽しく遊べることを知ってもらいたい」と願った。
 てぃーだ学校は1995年から開催され、今年で27回目。2021年度からは村内の各小中学校の教育関係者でつくる実行委員会が取り組んでいる。 (武井悠)