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我喜屋大綱引き力強く 伊平屋、綱編み交流も


我喜屋大綱引き力強く 伊平屋、綱編み交流も 我喜屋大綱引きで綱を引く住民ら=7月27日、伊平屋村の我喜屋公民館
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 【伊平屋】伊平屋村の我喜屋公民館で7月27日、「我喜屋大綱引き」が開催された=写真。
 毎年、旧暦の6月25日に行われる我喜屋大綱引きは、村内に唯一残る伝統行事。近年は人口減少などの影響もあり、綱を編む住民も減ってきているため、今年は住民の多く集まる日を選んだ。
 村内で収穫された稲わらを使い、3人1組で小綱を編み、編んだ小綱で大綱を作った。ベテランから若手・子どもたちへの伝統継承、さまざまな年代の交流の生まれる素晴らしいイベントである。
 日が暮れ、たいまつに火をつけ、住民が呼名されると、西(内村)と東(兼久)に分かれ、「ガーエー」というぶつかり合いでスタート、綱引きでは内村が勝てば「豊作」、兼久が勝てば「豊漁」、どちらが勝っても住民にとってうれしい勝敗の分け方となっている。 (譜久村美波通信員)