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本部署が水難救助訓練 渡久地港で転覆想定


本部署が水難救助訓練 渡久地港で転覆想定 訓練で海に落ちた罹災者をボートに引き上げる本部署員ら=17日、本部町の渡久地港
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 【本部】本部署(玉寄剛宏署長)は7月17日、署員らの水難救助能力の向上や事故防止を図る目的で、本部町の渡久地港で水難救助訓練を実施した。署員約15人が参加し、事故発生時の対応を確認した。県警は7~10月の間を水難事故防止運動期間と定めている。
 訓練では、渡久地港で遊覧船が転覆し、乗客1人が海に投げ出されたと想定。通報を受けて駆けつけた署員らは、海に投げ出された乗客に浮き輪を投げ、ゴムボートで救助した=写真。
 本部署管内では、7月16日時点で水難事故が5件発生し、2人が死亡した。同署地域課の具志堅春樹課長は「夏休みに海に行く機会も増えると思う。われわれも関係機関と連携し、事故防止に努めるが、利用客も海の知識を身に付けて安全に楽しんでほしい」と話した。 (金城大樹)