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「うーぽー」石垣ライブ 西表出身、大阪拠点に活動


「うーぽー」石垣ライブ 西表出身、大阪拠点に活動 力強い歌声を披露する「南ぬ風人まーちゃんうーぽー」さん(中央)=7月31日、石垣市美崎町の「シティジャック」
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 【石垣】大阪を拠点に活動する西表島干立出身の三線アーティスト「南ぬ風人まーちゃんうーぽー」さん=写真中央=が7月31日、石垣市内のライブハウス「シティジャック」で島唄ライブを開いた。心地よい風を表した「やふぁやふぁとぅ」で幕開け。30年前につくったという「宝物」、島出身者に島を忘れるなと語りかける「あの月のように」「あしびなー」などの民謡、「美田良浜」「琉球の風」など十数曲を披露した。ギターの清弥(Seiya)さんが伴奏し、まーちゃんの娘ひよりさん(高1)がエイサー衣装姿で踊り、楽しませた。
 来場した60代の男性は「沖縄の心を失わない曲が多く、力強い声で発信力がすごい」と感想を述べた。まーちゃんは「干立の豊年祭には必ず西表に帰っている。年に1度、石垣市内でもライブをやりたい」と意気込みを語り会場を沸かせた。
 まーちゃんは主に関西地区で開催している「風人の祭」と「ハイサイ琉球まつり」の発起人。1999年に始めた「風人の祭」は25回を数えた。今年12月15日に那覇市の首里城公園での開催を予定している。(島尻修通信員)