星空を観察する講座の参加者ら＝７月28日、東村の村立山と水の生活博物館
琉球新報朝刊 【東】東村教育委員会と村立山と水の生活博物館は7月28日、星空を鑑賞する講座「七夕の星をさがそう 天の川ツアー」を同館で開いた。親子連れら約90人が参加し、やんばるの森に囲まれた満天の星を楽しんだ。
講座のガイドは星空案内人の星みきさんが務め、春と夏の星座にまつわる話のほか、夜間の照明による光害の影響について、参加者らに伝えた。星さんは「天の川は夜空の絶滅危惧種」と説明。明るい環境では見えなくなることから「無駄な光は消すなど、できることから、やっていこう」と呼びかけた。
東京から参加した松坂類さん（5）は「楽しかった。星座を想像しながら見つけようとしたけれど、難しかった」と、充実した表情で語った。星さんは「森があるから、満天の星が見られる。やんばるの星空を見て、好きになってもらって、リピーターからサポーターになってもらいたい」と期待した。
（山本真知子通信員）
