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多言語で発表に挑戦 浦添国際交流協が講座


多言語で発表に挑戦 浦添国際交流協が講座 複数の言語で発表する参加者=7月12日、浦添市ハーモニーセンター
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 【浦添】浦添市国際交流協会は多言語の楽しさと会話にチャレンジする多言語講座を7月12日、浦添市ハーモニーセンターで開いた。欧州で開発された「言語への目覚め」という枠組みで、複言語教育活動を行っている言語学研究者のクロス・ルベンさんが講師を務めた。
 名護市から参加した新垣道隆さん(15)は「『僕は散歩が好き』という言葉を調べて、ヘブライ語やバスク語、ヒンディー語など10言語で発表した。講座に参加して多言語が好きになった」と感想を述べた。
 似通った国旗のクイズで歴史や由来などを紹介したルベンさんは「よく『何カ国語を話せますか?』と聞かれるが、6言語を中級ぐらいで多言語話者といえる」と述べ、多言語主義(社会)と複言語主義(個人)の違いについて説明した。
 (喜納高宏通信員)