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県人らゲートボール挑戦 県主催交流会 沖縄から指導者参加


県人らゲートボール挑戦 県主催交流会 沖縄から指導者参加 ゲートボールを通じて交流した沖縄やカナダの関係者ら
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 バンクーバー近郊のバーナビー市コンフェデレーションパークで7月21日、2024年度海外県人会等活動支援事業の一環として、沖縄県主催のゲートボール交流会が行われた。沖縄県から文化観光スポーツ部交流推進課の内山知洋さん、世界若者ウチナーンチュ連合会の比嘉千穂代表理事、金城しずくさん、名護市大浦区から講師として宮里辰之区長、嘉手苅政吉さん、沖縄映像センターの當眞秀隆さんが訪れた。
 地元からバンクーバー沖縄県友愛会の辻本ヒロ会長、ワシントン州沖縄県人クラブの上原朝之会長、県人会会員のべ29人が参加した。県の呼びかけに、読谷村老人クラブ連合会と名護市大浦区自治会からゲートボール道具の寄贈があった。
 辻本会長が沖縄滞在中、ホテル近くの公園でゲートボールをしている人たちを見かけたことがイベント開催のきっかけとなった。「バンクーバーでも県人会シニアを中心に若い世代も交えて楽しく世代間交流ができるのではないか」と考えたという。その後、辻本会長は沖縄県にゲートボール指導者派遣を依頼して、今回の交流会開催に至った。
 交流会は、午前中にコート作りやルール説明があり、午後から三つのチームに分かれてゲーム形式で実技を行った。地元の参加者はゲートボール未経験者がほとんどで、最初は第一ゲートを通過するのにも苦労していた。慣れてくるとナイスプレーも出るようになり、笑い声がコートにあふれた。講師の宮里さんは「これを機にバンクーバー沖縄県友愛会の世代間交流がさらに活発になって、将来は沖縄で一緒にゲートボールができたらと思う」と感想を述べた。
 懇親会では辻本、上原両会長から県や道具寄贈団体への謝辞があり、今後の県人会間の交流ゲーム開催、北米の沖縄県人会にゲートボールを普及して次回のウチナーンチュ大会に代表を送りたいとのコメントがあった。 (奥間正照通信員)