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呉我の茶 稲田小で講座 名護、沖縄伊藤園とJA


呉我の茶 稲田小で講座 名護、沖縄伊藤園とJA 緑茶の入れ方を実践する子どもたち=名護市立稲田小学校
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 【名護】沖縄伊藤園とJAおきなわはこのほど、名護市呉我の茶栽培やお茶の入れ方などを児童に伝える食育講座「茶育」を同市の稲田小学校で開いた。
 地産地消に向け、名護市の豊かな農産業やその歴史を知って誇りに思ってもらうことなどが目的。今回は3年生が沖縄伊藤園の社員から茶の歴史や種類、地産地消の説明を受けた後、おいしい緑茶の入れ方を実践した。
 自分たちで入れたお茶を味わった児童からは「苦かった」「家の味と全然違ってびっくりした」などさまざまな感想が上がった。新城斗里(とうり)さん(8)は「二つの湯飲みに同じ量のお茶を入れるのが難しかった」と話した。
 沖縄伊藤園によると、同社とJAおきなわの協力による、子どもたち向けの食育活動は県内初の取り組み。同社企画課の土屋なおかさんは「家族でお茶を入れる時間を楽しんでほしい」と話していた。 (武井悠)