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西原町にノートを寄贈 新中糖産業、創立65周年で


西原町にノートを寄贈 新中糖産業、創立65周年で 西原町にオリジナル学習ノートを贈呈した新中糖産業の金城社長(左から2人目)と崎原西原町長ら=7月8日、西原町役場
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 【西原】7月に創立65周年を迎えた新中糖産業(西原町、金城竜治社長)が、周年記念事業として制作したオリジナル学習ノートを西原町に贈呈した。町役場でこのほど、贈呈式が開かれた。3650冊が贈られ、町内小中学校の全生徒に配布された。
 学習ノートは小学校低学年、高学年、中学生と使い分けられるよう大きさや中の升目を変えた3種類。「沖縄での製糖の歴史」や「砂糖ができるまで」の図解、「西原の歴史」を掲載し、ページ下部には製糖に関するクイズを載せた。裏表紙には、昭和50年代ごろの中部製糖(新中糖産業の前身)の工場の写真を使用している。
 金城社長は「65周年を迎えられたのも、地域の皆さんのおかげ。西原の生徒に、地域の歴史を知ってもらいたいと、学習ノートを作成した。歴史を知ることで地域に自信を持ってもらい、(学習にも)役立てていただきたい」と話した。
 崎原盛秀町長は「西原はもともとサトウキビの町で、第1次産業で栄えた。ノートを子どもたちにあげることで、あの(サトウキビで栄えた)歴史と、65年の歴史を分かってもらえると思う」と感謝を述べた。
 (藤村謙吾)