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消防士が着衣泳法指導 金武・嘉芸小、水難防止


消防士が着衣泳法指導 金武・嘉芸小、水難防止 消防士にも支えられながら着衣状態で水に浮く練習をする児童ら=7月17日、金武町立嘉芸小学校
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 【金武】金武町立嘉芸小学校で7月17日、夏休みを前にした着衣泳法の授業が行われた。同校での開催は初。同校OBの消防士4人が講師となり、着衣状態で水に浮く方法などを実践形式で児童らに伝えた。
 授業は水の事故の未然防止や誤って海に転落した際の対処法を学んでもらおうと企画された。児童らはプール内を歩いて疑似的に波を発生させた後、ペットボトルやライフジャケットなどを使い、あおむけで水に浮く練習をした。授業の最後には、おぼれてから救助隊が到着するまでを想定し、救助隊到着までの平均時間である8分間、水に浮き続ける練習に取り組んだ。
 玉元孝樹さん(11)は「普段は泳げないが、ライフジャケットがあったおかげで浮くことができた。授業を生かして自分の命を守りたい」と話した。講師を務めた池原諒さん(33)は「正しい水の遊び方を知ってほしい。命の守り方を知っていれば楽しく遊べる」と語った。(武井悠)