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公園にW杯記念ベンチ 石垣、バスケ組織委が寄贈


公園にW杯記念ベンチ 石垣、バスケ組織委が寄贈 バスケW杯記念デザインベンチを寄贈する組織委員会の日越副会長(前列左から2人目)ら=9日午後、石垣市役所ロビー(八重山毎日新聞提供)
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 【石垣】FIBAバスケットボールワールドカップ2023日本組織委員会(三屋裕子会長)は9日、昨年8月に沖縄県で開催された同大会を記念したデザインベンチ1台を石垣市へ寄贈した。贈呈した組織委の日越延利副会長は「ワールドカップに出たいという夢を持ってほしい」と期待した。ベンチは真栄里公園のバスケットボールコートに設置される。
 組織委が行う「バスケで沖縄を元気にプロジェクト」の一環。企業などから集めた寄付金を活用して、大会中は県内離島の子どもたちの無料招待を実現させたほか、ボール寄贈やゴール改修、環境整備など普及活動を展開してきた。
 デザインベンチはこれまでW杯開催地支援協議会の沖縄市、那覇市、宜野湾市、北谷町に寄贈されており、今回離島向けに石垣市と宮古島市、久米島町に贈呈する。
 贈呈式は当初真栄里公園を予定していたが雨天のため、市役所1階ロビーに場所を移して実施された。県バスケットボール協会会長でもある日越氏は「二度とあるかないかの大会を沖縄県でできて、離島の子どもたちを招待できたことは本当に良かった」と話し、「私の夢は離島から日本代表の選手が出ること。大会を思い出してワールドカップに出たい気持ちを持ってもらえたら」と激励した。
 中山義隆市長は「たくさんの石垣島の子どもたちがバスケットコートを使っている。このベンチで夢がさらに広がり、思いをはせながらプレーをしてくれると思う」と感謝した。
 ベンチは19日ごろに真栄里公園内に固定、常設される。 (八重山毎日新聞提供)