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相談援助、ニーズの見極めを 宜野座 民生・児童委員ら60人研修


相談援助、ニーズの見極めを 宜野座 民生・児童委員ら60人研修 相談援助技術習得研修の重要性を語る講師の竹藤登さん=7月23日、宜野座村ふれあい交流センター
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【宜野座】宜野座村民生委員児童委員協議会(新里艶子会長)は7月23日、2024年度相談援助技術習得研修を宜野座村ふれあい交流センターで開催した。宜野座村、金武町の民生委員・児童委員、役場職員、社会福祉協議会職員ら、約60人が参加した。
 相談援助技術を向上させ、地域住民一人一人に安心かつ質の高いサービスを提供することが目的。講師は沖縄統合医療学院社会福祉学科の竹藤登学科長、サブ講師を宜野座村社協・コミュニティソーシャルワーカーの宮城清人さんが務めた。
 竹藤さんは、民生委員児童委員はボランティアでありながら、年々地域の課題は複雑化し対応力の向上が求められていることを説明。今回の研修で自身の相談対応を見つめ直し、真のニーズの見極めができるようになってほしいと講話した。
 宮城さんからは村内の事例から視野を広げて全体を見るゆとりの必要性と、誰でも今すぐできる実践方法が紹介された。
 竹藤さんは「国が推進する地域福祉の最先端を担う民生委員の役割は今後、さらに重要性を増す。専門的な相談技術も必要となる。そのためには研修も重要。全国的な民生委員の人材不足も課題だ」と話した。
 (池辺賢児通信員)