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地域一体、北斗園まつり盛況 「国頭サバクイ」観客を魅了


地域一体、北斗園まつり盛況 「国頭サバクイ」観客を魅了 国頭サバクイを演じる奥間区民=2日、国頭村の北斗園施設広場
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 【国頭】容山会特別養護老人ホーム北斗園は、施設内広場で2日、第44回北斗園まつりを開催した。職員や利用者の家族や親戚、そのほか村内各地域から多くの来場者でにぎわった。
 まつりは、職員と観客が一緒になった盆踊りから始まり、くにがみこども園の園児らが、元気に愛らしいエイサーを披露した。
 国頭村内在住の女子高校生バンド5人のANERA(アネーラ)は、息の合った演奏で会場から手拍子や「がんばれ~」などの声が上がった。
 村奥間区で長年保存・継承されている、地域伝統芸能の「国頭サバクイ」を奥間区民が披露し、来場者らは演技や踊りを食い入るように見入っていた。
 比嘉勇介さん=村桃原=が副団長を務める、創作芸団レキオスの創作エイサーは迫力ある太鼓の響きと勇壮でダイナミックな踊りと獅子舞で来場者らを魅了した。
 国頭村でインターンシップ中の山野井かりんさん(20)=埼玉県在住=は「関東の福祉施設の祭りと違い、施設利用者だけでなく職員や家族、地域の方々が一緒に楽しんでいた。地域密着型だと感じた。バザーの食べ物もおいしく、地域伝統芸能も間近に見られてとてもいい思い出になった」と感想を話した。
 (新城高仁通信員)