指定管理 市の説明要請　浦添・学童保育保護者会代表

　【浦添】浦添市学童保育連絡協議会に加盟する、約30の学童の保護者会代表がこのほど、浦添市役所に松本哲治浦添市長を訪ね、市の公的施設を使い運営する学童への指定管理者制度導入について、保護者への説明を求める要請書を手渡した。市は2026年4月から、指定管理者制度を一部で始め、順次広げていく予定。

　要請書を手渡した毛塚みおさん（40）は「保護者には市から、（指定管理者制度導入の）通知や説明が一切なく、不信感がある。保護者の視点が抜け落ちており、協議が必要だ」と議論の必要性を訴えた。

　市の担当は、指定管理者制度を最初に導入する学童を秋ごろに決定し、「年内には保護者説明会を開催したい」とした。

　松本市長は「目指すのは全ての子どもに、より良い学童環境を提供していくこと。可能な限り説明し、不安を取り除けられるよう努力していきたい」と話した。

　（藤村謙吾）