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土地所有獲得から60年 南大東村で村長らが黙とう


土地所有獲得から60年 南大東村で村長らが黙とう 土地所有権獲得の日から60周年を迎え、あいさつする新垣利治村長=7月30日、南大東村
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 【南大東】土地所有権獲得の日から60周年の記念の日を迎えた7月30日、南大東村のふれあい広場で村議会議員、区長、有志が集い、黙とうがささげられた。新垣利治村長は「島民の長年の悲願であった土地確立に多大なる貢献をされた為政者キャラウェイ高等弁務官をはじめ、終始農民の先頭に立ち土地所有権獲得運動のために尽力された代表者23人の皆さまの功績に敬意と感謝の誠をささげる」とあいさつした。

 戦後、日糖興業と住民の間で土地所有権が争われていた。1961年6月にキャラウェイ高等弁務官が来島し、土地問題の調査が開始された。7月30日に所有権認定が決定され、農民に土地の所有権および法律上での権利が与えられた。

 (池田羊子通信員)