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金武ヴィクトリー 全国初V 少年野球 町で報告会、活躍たたえる


金武ヴィクトリー 全国初V 少年野球 町で報告会、活躍たたえる 第26回全国選抜少年野球下関大会で初出場、初優勝した金武ヴィクトリーキッズのメンバー=8日、金武町役場
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【金武】金武町の少年野球チーム「金武ヴィクトリーキッズ(與那城翔伍監督)が2~4日、山口県で開催された第26回全国選抜少年野球下関大会(同実行委員会主催)に初出場で初優勝を果たした。8日に金武町役場で優勝報告会があり、町職員や保護者ら約80人がメンバーの活躍をたたえた。
 同チームは現在、小学1年~6年の48人が所属する。4月の北部地区少年野球選手権大会で準優勝を果たし、念願の全国大会への切符を手にした。
 與那城監督によると、県内の他チームと比べ体格の小さい子が多く、守備や走塁に重点を置いて練習した。大会では四球で走者を出すとバントや盗塁を絡めて1点を取るかたちを積み重ねたほか、全4試合でエラーを一つに抑えた。
 チームは日頃から、あいさつの徹底や道具の管理など野球以外にも厳しく取り組む。大会中は宿泊先で起床や集合の時間になったことをメンバーに伝える係をつくり、時間厳守を徹底した。與那城監督は、グラウンド内外で一人一人が与えられた役割をしっかり果たしたことを優勝要因に挙げ「チーム全員で勝ち取った優勝だ」とメンバーをねぎらった。
 キャプテンの伊芸琢(たくと)さん(12)は「大会は厳しい暑さだったが、練習の成果を発揮できた」と振り返り、11月の県大会出場に意欲を示した。比嘉貴一教育長は「チームの下級生や町内の他の少年野球チームに大きな刺激と目標を与えた」と称賛した。 
 金武ヴィクトリーキッズの試合結果は次の通り。
 1回戦 金武12―0長崎レッズ(長崎)▽2回戦 金武3―2永久津ベースボールクラブ(宮崎)▽準決勝 金武4―0北玉ライオンズ(沖縄)▽決勝 金武7―0基山少年野球クラブ(佐賀) (武井悠)