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中高生姉妹、子どもへ弁当 沖縄市 夏休み水曜配布、資金集めも


中高生姉妹、子どもへ弁当 沖縄市 夏休み水曜配布、資金集めも 「よりよい夏休みになるといい」と呼びかける名嘉千優さん(右)と千菜さん=7月31日、沖縄市登川のゆかり弁当
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 【沖縄】名嘉千優(ちひろ)さん(15)=昭和薬科大付属高校1年=と千菜(ゆきな)さん(13)=同中学2年=の姉妹は、給食のない夏休み期間に、子どもたちにお弁当を届けようと資金を集め、7月31日から配布を始めた。地元企業と沖縄市登川のゆかり弁当が協力し、8月28日までの毎週水曜日、1回につき約300食を提供する。
 7月31日、沖縄市が姉妹の地域貢献活動に感謝を伝えるため、ゆかり弁当で開始式を開いた。
 名嘉さん姉妹は資金を集めるため、地元企業を回って協賛を募り、7社から約25万円を集めた。子どもの貧困に関するテレビを見て「自分たちも活動できたらいい」と今回の取り組みを企画した。
 お弁当はゆかり弁当、池原公民館、登川公民館、松本公民館、宮里児童センターで配布する。
 千優さんは「みなさんの夏休みがよりよいものとなるとうれしい」と呼びがけた。千菜さんは「活動の輪が広がってほしい」と同取り組みの継続や広がりに意欲を見せた。 (金盛文香)