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実験通し災害や環境学ぶ 糸満、親子ら「お天気教室」


実験通し災害や環境学ぶ 糸満、親子ら「お天気教室」 地球温暖化の影響を、沖縄気象台の職員と共に実験で学ぶ子どもたち=1日、糸満市の西崎総合体育館
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 【糸満】糸満市主催の「親と子の防災とお天気教室」が1日、同市の西崎総合体育館で開催された。気象や災害に関する講話や実験、展示があり、親子らが災害への備えや地球温暖化などについて学んだ。
 講話では沖縄気象台の職員が沖縄近海の地震や津波の発生状況、災害時の避難行動などを伝えた。
 沖縄気象台や第11管区海上保安本部、沖縄総合事務局などがブースを構え、雨粒の形の観察、雲のでき方、地震時の建物の揺れなどの実験が用意された。地球温暖化の環境への影響を学ぶ実験ブースでは、人間活動で排出された二酸化炭素が海水に溶けることで本来アルカリ性の海水が酸化し中性に近づく「海洋酸性化」が起こり、プランクトンやサンゴなどの生育が阻害されていることを学んだ。浦添市から訪れた比嘉結愛さん(7)は「水の色が変わって面白かった」と話した。 (岩切美穂)