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税関が水難救助訓練 座間味、密輸対応の職員


税関が水難救助訓練 座間味、密輸対応の職員 水難事故者役を海面から引き上げる沖縄地区税関の職員ら=7日、座間味島の安護の浦
この記事を書いた人 Avatar photo 西田 悠

 【座間味】沖縄地区税関(庄子真憲税関長)は7日、座間味島の安護の浦で、海上などでの密輸取り締まりに従事する職員8人を対象とした水難救助訓練を実施した。職員が海上巡回中に水難事故者を発見した際に備え、救助のスキルを身に付けることが目的。庄子税関長は「監視取り締まりは職員相互間の信頼のもとで業務に当たるもの。訓練を通して信頼関係をさらに深めてほしい」と訓示した。

 職員らは同税関の大型監視艇「しまかぜ」や同船搭載の小型ボート「しまかぜⅡ」から浮輪やロープを海面に投げ込み、事故者役の職員を引き上げるなどして救助の流れを確認した。

 訓練に参加した監視部取締部門の宮城颯係員(23)は「事故者役の衣服が水を含み、想像していたより重たかった。万が一の際、事故者や自分の命を守れるよう訓練を今後に生かしたい」と語った。

 (西田悠)