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伝統の手踊り練り歩き 本部町崎本部でエイサー


伝統の手踊り練り歩き 本部町崎本部でエイサー 旧盆エイサーを踊り世代間交流や再会を喜ぶ参加者ら=8月17日、本部町崎本部公民館前広場
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 【本部】本部町崎本部のエージモーの会(大城使命会長)は17日、同区公民館前広場などで旧盆エイサーを催した。
 今年は本部町の「心豊かなわがまちづくり推進事業」を活用してエイサー用のちょうちんを40個、法被を25枚新調した。消防団、青年、婦人、老人、地域の子どもたちまで約50人が参加してエイサーを踊った。
 同区のエイサーの特徴は、旧盆時期に集落内外で伝統的な手踊りで練り歩く。夕方からは同区の神社前に設置されたやぐらを中心にエイサーを踊るのが伝統となっている=写真。
 当日は18曲踊って世代間で交流を深め、里帰り中の区出身者らとの再会を喜んだ。唐船ドーイ、ピーラルラー、めでたい節など一つの輪から2重、3重と輪が広がってのエイサーになった。志喜屋亮太青年部長(34)は「1カ月前から青年を中心に練習して成果を出せた。今後は三線や太鼓を中心に地謡の育成を図りながら活動を広げていきたい」と述べた。(上間宏通信員)