【名護】名護市立小中一貫教育校緑風学園(謝花しのぶ校長)で7月26日、同校教職員ら23人が参加して「校区内地域巡り研修」が行われた。
新着任の教職員は二見以北10区の緑風学園校区を知る、その他の職員は児童生徒が住む地域の環境や各地域の特性を知る機会になり、さらに児童生徒への理解を深めることが狙い。家庭訪問が取りやめになった昨今、地域との結び付きを兼ねて昨年から実施している。
嘉陽小学校跡地にできた美ら島自然学校のウミガメ飼育場の見学を皮切りに、天仁屋・底仁屋、瀬嵩、大浦などの公民館での地域交流や意見交換、スクールバスのルート確認を行った。
3年生担当の當銘佳乃子教諭は「約10年ぶりに久志地域へ戻ってきた。自然の豊かさを再認識した。地域を大事にし、世界へ羽ばたく子らを育てたい」と語った。
旧三原小や久志小でも勤務経験があり、今年4月に赴任してきた謝花校長は「各集落が山で隔てられ、独自の地域文化が豊か。人・もの・行事など職員には積極的に地域に関わっていってもらいたい」と研修の成果に期待した。
(嶺井政康通信員)
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校区内「豊かさ再認識」 名護・緑風学園教職員が研修
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琉球新報朝刊