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島で多良間シュンカニ ウェーンマ賞に砂川美香さん


島で多良間シュンカニ ウェーンマ賞に砂川美香さん 島を離れる恋仲の役人を見送るウェーンマの哀愁を歌い上げた多良間シュンカニ大会の出場者ら=11日、多良間村仲筋
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【多良間】島を離れる最愛の役人を見送るウェーンマ(島に駐在した役人の世話などをする女性)の別れの悲しみや夢、希望を歌った多良間村を代表する民謡「多良間シュンカニ」。多良間村文化協会(本村和也会長)は11日、村仲筋にあるウェーンマ像前で「第14回多良間シュンカニ大会」を開催した。参加者8人は最愛の人と離ればなれになるウェーンマの哀愁を見事に歌い上げ、聴衆を魅了した。砂川美香さんが最高賞のウェーンマ賞に輝いた。
 同大会は、村を代表する民謡を村内外に発信して末永く歌い継いでいくことを目的に、4年に一度開催されてきた。前回は新型コロナウイルスの影響で中止となり、今回は8年ぶり。
 出場者は宮古島市から4人、多良間村から4人の計8人。審査員長の仲宗根玄雅さんは「当時を思い浮かべることは難しいが、理解をしていただき情感たっぷりに歌い上げていた」と評価した。
 最高賞以外の入賞は次の通り。(敬称略)
 【守姉(ムリアニ)賞(優秀賞)】金當洋美【ぼうずがま賞(努力賞)】伊良皆和枝【特別賞】マイ・シー・ヴァン
  (清村めぐみ通信員)