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測量や溶接で県代表 美来工科高の生徒、九州進出


測量や溶接で県代表 美来工科高の生徒、九州進出 県大会での好成績を報告する美来工科高校の土木研究部、機械工作部の生徒ら=5日、沖縄市の同校
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【沖縄】沖縄市の美来工科高校の土木研究部と機械工作部の生徒らはこのほど、測量や溶接の技術を競う大会の県大会で優勝し、九州大会への進出を決めた。機械工作部は溶接を競う県大会で団体、個人ともに優勝や上位入賞を果たした。
 九州大会は今月17日に開催された。測量技術を競う土木研究部の生徒らは7月の九州大会に出場し、入賞を逃した。
 溶接を競う大会では、制限時間内にアーク溶接で金属同士をつなぎ合わせ、完成品の美しさを競う。県大会では団体優勝のほか、個人でも1~4位を独占する好成績を収めた。
 個人と団体の部に出場し、結果を待つ諸見里ちひろさん(3年)は「九州大会は優勝すると全国大会につながる。出場は4人だが、部員全員で県代表として頑張りたい」と意気込んだ。
 観測の精度やデータ処理の速さ、正確さを競う測量部門の県大会で団体優勝の山内芳知さん(2年)は「県大会では勝つために頑張ってきたので優勝できてうれしかった」と振り返った。
 青山柑太郎さん(2年)は「九州大会は全体的にレベルが高かった。本番では緊張してしまったので、来年はより良い順位を目指したい」と笑顔を見せた。 (福田修平)