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放課後デイと学童の子ら交流 浦添 「人との関わりで成長」促す


放課後デイと学童の子ら交流 浦添 「人との関わりで成長」促す 子どもたちが夏休みを一緒に楽しんだふれあい仲良し交流会=2日、浦添市の放課後等デイサービス「オールスター」
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【浦添】発達障がいの子どもたちが通う放課後等デイサービス・オールスター(浦添市、安見基施設長)と、太陽の子学童クラブ(宜野湾市、渡久山順子代表)合同によるふれあい仲良し交流会が2日、浦添市屋富祖のオールスターで開かれた。障がいのあるなしにかかわらず共に触れ合おうと開かれ、児童生徒ら約50人ほどが参加。緩やかなルールでつながる「ゆるスポーツ」などを楽しんだ。
 大人の発達障がいなどの支援に携わってきた安見代表は、薬に頼らない「わらばーたーの時からの心の支援が必要」との信念で活動する。「薬で五感を沈静化させることなく、人との関わりの中で生まれる『気付き』が子どもの成長の元となる。そこから、自分らしく生きるすべを身につけてほしい」と語る。そして「教育の中で互いを分けられることなく、小さい時に一緒に活動すれば、障がいを持つ人が何に困っているか分かるようになるのでは」と期待した。
 午前中の自由遊びをしていた太陽の子学童クラブの佐久川咲さん(7)は「笑顔いっぱい、夏休みの一番の思い出になりました」、宮内律花さん(8)は「いい思い出になりました」と語った。
 オールスターの粟國太晴さん(8)は、交流会では「元気もりもり遊ぶ。楽しいよ」と話した。
 渡久山代表は「一緒にのびのびと自由にしながら、目線はみんな同じだよということを伝えたい」と交流会の意義を語った。 (石井恭子)