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避難所体験で防災学ぶ 識名小 テント設営にも挑戦


避難所体験で防災学ぶ 識名小 テント設営にも挑戦 防災テントの設営や非常用トイレの仕組みを学んだ児童ら=13日、那覇市立識名小学校
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 【那覇】指定避難所となっている学校で防災テントや備蓄資材について学ぶ「プチ防災体験」(繁多川公民館主催)が13日、那覇市立識名小学校(上間輝代校長)であった。同校に隣接するいどばた学童クラブの児童ら約二十数人が参加した。
 同公民館職員の底原春香さんの案内で、児童らは学校にある緊急用備蓄倉庫を見学した。市によると、指定避難所となっている市内の小中学校全てに同倉庫があり、被災後3日間を乗り切る約200人分の食料や生活資材が保管されているという。
 児童らは倉庫から防災テントを持ち出し、体育館で設営に挑戦した。簡易ベッドやマットを敷きつつ、プライバシー保護や健康管理などの目的でテントの入り口の向きを変えることも学んだ。非常用トイレの作動も確認し、仕組みを熱心に聞いていた。識名小4年の具志堅寛翔さん(9)は「テント設営は一人でできないので事前に学ぶことで今後に生かせると思う」と語った。 (嘉陽拓也)