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恩納村で望月「しらせ」乗組員 南極の話 探求心刺激


恩納村で望月「しらせ」乗組員 南極の話 探求心刺激 南極の氷に触れる子どもたち(恩納村文化情報センター提供)
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 【恩納】恩納村文化情報センターは7月20日、南極観測船「しらせ」の乗組員・望月明日香さんによるトークイベント「南極のお話を聞いてみよう」を開いた。村内外から約30人が参加し、しらせの任務や船上での暮らし、南極の動物などの貴重な話に耳を傾けた。
 望月さんは主に気象や海洋観測を支援し、野外観測や基地設営支援にも関わる。イベントでは南極で採取した氷塊も用意され、参加者は氷内部で空気が割れる音を聞いた後、ハンマーで氷を割って持ち帰った。
 イベント後のアンケートでは参加者から「何万年も前の氷がとてもかっこよかった」や、「実体験の生の講話は楽しく感動した」といった感想が寄せられた。
 同センター2階の図書情報フロアではイベントで使用したパネルや南極関連の本をピックアップして設置している。
 望月さんは「今回の話をきっかけに、皆さんが少しでもワクワクする気持ちや探求心を持ち、周りの本を手に取っていただければ幸いだ」とコメントした。 (武井悠)