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eスポーツ指導法学ぶ 金武で高齢者向け講座


eスポーツ指導法学ぶ 金武で高齢者向け講座 eスポーツの指導方法についてスライドを使いながら説明する木村直寛さん=7月19日、金武町の琉球リハビリテーション学院金武本校
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 【金武】高齢者eスポーツ指導員養成講座(主催・共同通信デジタル、共催・琉球リハビリテーション学院)が7月19日、同学院金武本校であった。全国で高齢者eスポーツの講座を実施している、共同通信デジタルの木村直寛さんが講師となりeスポーツに関する法令や指導方法などについて参加者に伝えた。
 指導方法の講座では、高齢者との接し方やeスポーツの入門に適したゲーム、大会の進行方法などについて、木村さんが実体験を交えながら紹介した。
 中部農林高校定時制でeスポーツの指導に当たる小池隆之さんは「豊富な経験に基づいた説明は参考になった。生徒にも学んだことを還元したい」と語った。
 琉球リハビリテーション学院は作業療法士を育成する作業療法学科を持つ学校として、障がい者や高齢者の生きがいづくりを図ろうと、障がい者eスポーツの普及や支援に取り組んできた。今後は地域と共に活動する際のプログラムの一つとしてeスポーツの展開を検討している。同校の儀間智理事長は「生きがいづくりはリハビリの考え方でとても重要なポイントだ」と話し、生きがいづくりにおけるeスポーツの有効性を強調した。 (武井悠)