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経塚の碑500年、金武町巡る 浦添の自治会、日秀上人ゆかりの地


経塚の碑500年、金武町巡る 浦添の自治会、日秀上人ゆかりの地 日秀上人が大蛇を退治した伝説を紹介する照屋喜博さん(右端)=7月28日、金武観音寺
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 【浦添・金武】浦添市経塚自治会(大田朝健会長)は7月28日、経塚の碑建立500年を記念した日秀上人(にっしゅうしょうにん)ゆかりの金武町各地の見学会を行った。
 浦添の丘に出没する妖怪が村人を困らせていると聞き「金剛経」を書いた小石を埋め、「金剛嶺」と刻んだ石碑を建立して500年となる経塚の碑記念事業。
 バス見学会で参加者らは、1500年代に日秀上人が漂着した金武の富蔵津(現在の福花)海岸や大蛇を倒した伝説が残る、金武観音寺や敷地内にある鐘乳洞(日秀洞)などを巡り、日秀上人の歴史を学び合った。
 日秀洞を見学した沢岻小学校2年の伊志嶺翔也さん(7)は「お坊さんが大きなヘビを退治してくれて良かった」と話した。ガイドを行った照屋喜博さん(72)は「地元の歴史に興味を持ち、郷土愛を持ってほしい」と述べた。
 (喜納高宏通信員)