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兄弟都市豊中、堂々の初演舞 豊優会・大城さん(44)「節目に感無量」


兄弟都市豊中、堂々の初演舞 豊優会・大城さん(44)「節目に感無量」 力強く大太鼓を打ち鳴らす大阪府豊中市の豊中エイサー豊優会の大城透会長=25日、沖縄市のコザ運動公園陸上競技場
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 今年で兄弟都市を締結して50周年を迎える沖縄市と大阪府の豊中市。全島エイサーまつりには豊中市から豊中エイサー豊優会が招待され、品格ある堂々とした演舞を初披露した。大城透会長(44)は「自分で作り上げた団体で、50周年の節目に出られた。すごいうれしい」と演舞後の汗だくの姿で笑顔を見せた。
 大城さんは父親が沖縄の出身だ。豊優会として全島エイサーに出場するのは初めてだが、大城さんにとっては3回目の出場となる。幼少期に親戚に連れられ大阪府の豊中まつりを見に行った。そこで兵庫県尼崎市のエイサー団体「琉鼓会」を見た。演舞にひかれ、同団体に所属したのが始まり。
 琉鼓会の演舞は沖縄市の諸見里青年会の踊りを参考にしていたこともあり、大城さんは約30年前に同青年会に混じって練習を経験した。その時に青年会のメンバーとして全島エイサーに出場した。2回目は、沖縄市と豊中市の兄弟都市締結25周年の時、琉鼓会として全島エイサーに出場した。
 豊中エイサー豊優会は1999年に発足した。大城さんも立ち上げに携わった。「3回目が一番面白い。感無量だ」と満足げ。今後も「かけはしになればいい」とつながりの継続に意欲を見せた。 (金盛文香)