浦添署と琉球銀行は8日、浦添市宮城の同行内間支店で強盗事件対処訓練を実施した。強盗事件発生時の行員の役割分担や対応手順などを確認した。
包丁を持った男2人組が銀行に押し入り、客を人質にして金を要求する想定で実施された。行員は役割分担して、強盗犯の要求に対応しつつ、犯人の特徴を把握するなどした。通報を受けて駆け付けた警察官にその特徴などを報告するまでの一連の流れを確認した。
講評で浦添署の狩俣秀輝生活安全課長は、複数人での対応や正確な情報把握を評価し、「有事に備えて、日ごろから危機意識を持って対応してほしい」と話した。琉銀内間支店の竹越康一郎支店長は「事件があった際に落ち着いて対応するための訓練になったと思う。今後も態勢整備をしていきたい」とした。
強盗事件対応訓練後には支店駐車場でカラーボールを投げる訓練も行った。
(大嶺雅俊)