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若年妊産婦支援 理解を 名護で利用者らイベント


若年妊産婦支援 理解を 名護で利用者らイベント 来場した子どもとビーズを使ったキーホルダーを作る利用者=12日、名護市港区の同区公民館
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 【名護】本島北部圏域で10代で妊娠や出産を経験した若年妊産婦の居場所「pono」(名護市為又)を運営する、美ら海ハシイ産婦人科と助産院BAOは12日、地域の人に事業を知ってもらおうと「pono祭り」を名護市の港区公民館で開催した。4人の利用者がブースを設けて、来場した子どもたちにビーズを使ったキーホルダー作りやネイル体験を行った。会場は多くの家族連れでにぎわっていた。
 利用者の渡嘉敷愛花さん(21)は地域との交流を深めたいと、祭りを企画した1人。会場では、ハンドメイドのヘアピンやヘアゴムなどを販売した。普段、周囲には同世代が多い中、来場した年上の親たちと会話できたことに喜びを感じたという。「日常的な悩みなどを共感してもらえてうれしかった」と笑顔を見せた。 (玉寄光太)