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大宜味・ぶながやっ子ハウス 「チョウの庭」完成


大宜味・ぶながやっ子ハウス 「チョウの庭」完成 完成したチョウの庭とお披露目会の参加者ら=14日、大宜味村のぶながやっ子ハウス
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 【大宜味】大宜味村の子育て支援施設、ぶながやっ子ハウスで14日、「チョウの庭を見る会」があった。2月、自然環境教育に取り組んでいる「やんばる森のトラスト」(市田豊子会長)が、「結の浜埋立地にチョウの生息する庭を作り、地域のシンボルに」と提案した。教育委員会、村役場、小・中学校やこども園、学童で意見交換を重ねて庭の整備を決め、8月に完成した。
 4月頃から、土作りや食草集めなどを保護者や辺士名高校自然環境科、農家が担い、学童の子どもたちが看板作りや植え付けしてきた。お披露目会には村役場や教育委員会の関係者、作業に協力した農家らが参加し、子どもたちと完成を喜んだ。
 ぶながやっ子ハウス代表の上原幸彦さんは「たくさんの方の協力に感謝したい。チョウの庭で村をアピールし、地域の方に関心を持っていただくと同時に、子どもたちの健全育成に役立てたい」とあいさつした。
 ワークシートの贈呈もあった。子どもたちは飛び交うチョウを指さしながら名前を探し歓声をあげた。市田会長は「チョウの庭にする第一歩で、村民が気軽に子どもたちやチョウを見にきてくれるとうれしい」と話した。 (安里郁江通信員)