絵手紙で世界平和築こう　沖縄市　協会創立３０年展、あすまで

　【沖縄】「絵手紙で世界平和を築こう」のスローガンを掲げた沖縄絵手紙協会（新垣淑明会長）の協会創立３０周年記念絵手紙展が、２６日から沖縄市役所１階市民ギャラリーブースで開催されている。３０日まで。
　九つの支部から総勢約１００人の会員による９００点余が展示されている。会員の創作意欲を反映し、Ａ３判の大型から絵手紙カレンダーやうちわ、すだれ、コースターなど、工夫を凝らした作品群が目を引く。
　題材も日常生活の食材や花鳥風月などバラエティーに富んでいる。作品には「平和」「笑顔が一番」「愛」「感謝」など会員の心温まる思いが添えられ、参観者からほんわかとした笑みがこぼれていた。
　協会創設者の故桑江良憲さんの遺作展コーナー、１０年前に沖縄で初めて開催され絵手紙友の会全国大会の様子を概観する写真なども展示されている。
　２７、２８の両日で計１００人の学童クラブの子どもたちも参観した。新垣会長は「今年は沖縄市の市制施行５０周年の記念の年。その祝いを兼ねて記念展を開催することができた。絵手紙文化の魅力を多くの人が参観してほしい」と呼びかけた。　（岸本健通信員）