【沖縄】沖縄市内で「防災散歩」をしたり防災に関する講演を開くなどの「夏休み防災イベント」(共催・NPO法人Mirai Kanai、高原小PTA)が8日、高原小学校などで開かれた。防災散歩や防災食でのお昼ご飯など、勉強だけでなく楽しく防災を意識できるよう工夫したという。夏休み中の親子やボランティアら、合わせて約150人が参加した。
高原区がある市東部地区は海抜の低い地域が広がっており、4月の台湾東部沖地震に伴う津波警報の際も高台に向かう避難者で渋滞が発生していた。
イベントには市防災課や消防団、自主防災組織が協力し、親子らに災害時の避難方法や、気をつけることなどを伝えた。
防災散歩では、町中の倒れそうなブロック塀や、急な坂道、夜間の暗い場所などが危険な場所として指摘された。学校や公園に、非常用の道具などの備蓄があることなども確認した。 うるま市から参加した岸本泰武さんは「草が生えており、いろいろな人が通るには整備が必要な場所などがあった。日頃からニュースを見て、災害に対応できるように心がけたい」と表情を引き締めた。 (福田修平)
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防災啓発へ地域散歩 沖縄市東部 親子ら150人、食事も体験
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琉球新報朝刊