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音楽と自然楽しむ祭り 北谷・宮城、故宮城さんしのぶ


音楽と自然楽しむ祭り 北谷・宮城、故宮城さんしのぶ 手作りステージで観客を盛り上げる出演者ら=15日、北谷町宮城区内
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 【北谷】「音と歌と自然で楽しんでほしい」。北谷町宮城区の野球チーム「CHATAN BASE(チャタンベース)」と飲食店の「魔の巣」「琉宮城」は15日、同区ゲートボール場跡地で「ザ・サマータイム」と題する祭りを初開催した=写真。祭りの開催は、4月に急逝した沖縄サーフィン連盟の宮城豊和会長の念願でもあり、宮城さんをしのぶ思いも込めた。
 浜川小学校のバスケットボール部やサッカー部、周辺飲食店などが七つのブースを出した。宮城さんと交流の深かったBEGINの島袋優さんや、かりゆし58の前川真悟さん、島ばななーずらがステージに立った。
 祭りの発起人の一人で島ばななーずリーダーの大嶺隆さんは「宮城さんは地域に根差した人だった。お盆前にしのびたかった」ときっかけを話した。多くの人が無償で手伝い、手作りで作り上げた祭り。多くの子どもたちが参加する様子に「子どもが楽しんでいるところが宮城区の好きなところだ」と話した。
 チャタンベースが20年以上続けているウミガメの放流やビーチクリーンも実施した。根間一成代表は「来年も開催したい」と意欲を見せた。(金盛文香)