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世界のギノザンチュ 研修開始 移民子弟4人、日本語など学ぶ


世界のギノザンチュ 研修開始 移民子弟4人、日本語など学ぶ 研修生の(前列右から)中田・ケイシー・ジョーダン・マモルさん、桑江・ガブリエル・タダオさん、塚田・伊芸・フランコ・淳さん、嘉手納・安谷屋・ホセ・フランシスコさん=1日、宜野座村
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 【宜野座】2024年度第36次世界のギノザンチュ子弟研修生受け入れ事業の開講式が1日、宜野座村ふれあい交流センターであった。今回の研修生は、嘉手納・安谷屋・ホセ・フランシスコさん(25)=ペルー出身、塚田・伊芸・フランコ・淳さん(19)=アルゼンチン出身、桑江・ガブリエル・タダオさん(24)=ブラジル出身、中田・ケイシー・ジョーダン・マモルさん(31)=米国出身=の4人。10月31日まで3カ月間、日本語や琉球舞踊などの研修を受ける。
 開講式には村職員や研修生の親族、各区長など約100人が出席し、村にルーツを持つ4人を歓迎した。
 父が第8次子弟研修生だった嘉手納さんは「子どもの頃、父からいろいろな逸話や物語を聞いた。父と同じ経験ができることをとてもうれしく思う。自分の逸話をつくるのが楽しみだ」と意気込んだ。
 當眞淳村長は研修生の母国語を交えながらあいさつし「異国の地での暮らしに不安もあると思うが、先輩たちに負けないように研修を積んでください」と激励した。 (武井悠)